Emacs を使うのが楽しくなってくると、それに比例して Windows を使うのがつまらなくなってくる。
そんな気持ちを和らげてくれるのが「 keyhac 」というキー操作をカスタマイズできるソフトと Emacs 用の設定です。
作者の方、ありがとうございます。便利に使わせて頂いています。
Windows へのインストールと Emacs 用の設定は「Windows 7や8(64bit)で emacs キーバインドにする方法」を参考にしました。
keyhac を使ってみると
エディタだけではなくて、エクスプローラでファイルをコピー&ペーストするときにも M-w, C-y となって、思った以上に Emacs 化されてワクワクします。
もちろん IDE も Emacs のキーバインドになるので、IDE に元々付いている微妙な Emacs モードを使う必要はありません。
アプリケーションによっては、Emacs のキーバインドにしたくない場合もあると思います。
僕の場合は、ペイントをよく使うのですが、ペイントでは C-n は下へ移動ではなくて、標準の「新規ファイル」としておきたい。
こういう時は、設定ファイルの指定の場所に適用したくないアプリケーションの実行ファイル名を "mspaint.exe" のように書くだけでOKです。(場所は設定ファイルを見ればすぐに分かります。)
C-@ でマークする方に朗報です。
僕は、Emacs ではマークを C-@ で行っています。
上記の設定では、C-@ は英語キーボードではうまくいかないとのことでコメントアウトされています。
## 英語キーボードを利用する場合、LC-2 の設定(数引数の指定で利用)が LC-Atmark の設定で上書きされるのでコメント化 #keymap_emacs["LC-Atmark"] = reset_search(reset_counter(set_mark_command))
僕が使っているのは日本語キーボードなので、コメントアウトを外してみたのですが、うまく設定されませんでした。
以下の設定を追加すると、C-@ でマークできるようになりました。
keymap_emacs["LC-(192)"] = reset_search(reset_counter(set_mark_command))
まとめ
keyhac を使うと Windows の操作が何でも Emacs 風になります。
人の心理とは面白いもので、たったこれだけのことで Windows を使うのが楽しくなり、仕事が楽しくなります。
リンク
- craftware - keyhac
- Windows の操作を emacs のキーバインドで行うための設定 (keyhac版)
- Windows 7や8(64bit)で emacs キーバインドにする方法
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