- 読書はなるべく速くしたい
- 得られた知識はちゃんと記憶しておきたい
ということを模索中です。
直接の解答ではないが、目指す目標は達成できそうな解答があった。
外山滋比古著「思考の整理学」より
つんどく法
本を積んでおいて読まないのではなく、理解したい分野の本をたくさん集めてまずは積んでから、一気に読むという方法を名付けて「つんどく法」と言っている。
- 一冊目は集めた中の標準的な本をしっかり読む。
- 以降はこれまで読んだ本と見比べて、似たような事を言っているところは常識化した事柄で、違うところは諸説が分かれている事柄だと分かる。
- 後になるほど読まなくても分かる部分が多くなるから速く読める。
- 読んでいる途中ではノートは取らないでおく。ノートを取ると安心感から忘れるので。
- 読み終わったらできるだけ早くまとめる。ほとぼりが冷めると忘却は急速に進むから。
これでうまい具合に効率よくしっかりと記憶できそう。
時の試練
一方、新しいことを学ぶのではなく、アイデアを整理することについて。
作品の古典化というのがある。
発表された当初の解釈から「時の試練」を経て新しい性格を帯びて残っていくものである。
古典化には時間がかかる。
個人のアイデアについて考えてみると、古典化するには「忘却」が大切。
一旦忘れて、再検討する。ここでまだおもしろいものは残っていく。
また忘れる。
こうして忘却により、自然の時間の何倍ものテンポで、アイデアに時の試練を受けさせる。
古典的になった興味、着想ならば簡単に消えたりするはずは無い。
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いかに記憶するかということに躍起になっていたが、ある時には忘れることも大切。
深すぎる・・・。
思考の整理学 (ちくま文庫)
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